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2008.01.06.07:09
アップルが誇るモノづくりの真髄。
tags: 林信行 iPhone ショック アップル グランドデザイン
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2008年1月4日読了。
1980年ごろからアップルを追いつづける IT ジャーナリスト林信行が iPhone の魅力と誕生の背景に迫る。
そこには一貫した理念の下で理想を追いつづける企業風土があった。
アップルの強みは強いリーダーシップを持つスティーブジョブズ CEO の下で皆が共通認識を持ち、あらゆる事業に全社的に取り込んでいる点だろう。
その共通認識が "グランドデザイン" である。
"10年後にはこうあるべき" という明確なビジョンがある。
製品開発の上であれ事業展開の上であれ判断に迷うコトがあっても、そのたびに原則に立ち返れば方向性を見失うコトがない。
本書ではアップルの描く "グランドデザイン" とそれに基づく企業風土、そこから生まれるものづくりの信念が見られる。
ドッグイヤーを施した箇所を以下の目次にリンクする。
はじめに
第1部 iPhone の衝撃
第1章 iPhone でケータイビジネスが変わる
- アップルの歴史に残る革新的な製品
- 機能では説明できない魅力
- アップル嫌いのジャーナリストも認めた影響力
- 発売から一年半で世界シェアの一%
- AT&T にとってはもろ刃の剣
- パンドラの箱が開いた
- コンテンツビジネスを壊す
- ケータイに「パソコン流」を持ち込む
- 毒リンゴに群がるドコモ、 au 、ソフトバンク
- 半導体やブラウザの勢力図にも変化
第2章 非常識なケータイ
- ライバルメーカーが驚く型破りさ
- パソコンユーザー専用という意外性
- メーカーが販売形態を変えてしまう
- 高くても売れるケータイ
- きめ細かいアプリケーション連携
- メーカーの自由で機能を選ぶ
- スマートフォンの脅威
- Mac 用 OS で一気に飛躍
- キャリアと渡り合うパソコンメーカー流の発想
- 「見てわかるすごさ」と「見えないすごさ」の駆け引き
第2部 アップルはいかに iPhone を生み出したか
第3章 グランドデザイン
- 真っ白な状態からの発想
- グランドデザインに根付いた絶対思考
- 始まりは二〇〇一年
- パソコンソフトから始まったデジタルハブ構想
- 生態系を作って「コト」を起こす
- デジタルハブ構想の新ステージが iPhone
- 十年スパンでグランドデザインを描く
第4章 マイナスのデザイン
- ユーザーの心を奪う「原形」のマジック
- プラスのデザインとマイナスのデザイン
- 「指紋が付いたら拭けばいい」
- インターネットのクチコミ文化が後押し
- コンセプトが浮き立つ
- 少ないからこそ重要性が際立つ
- ハードとソフトを手がける強み
- マイナスのデザインが生む「使いやすさ」
- 最初はあえて便利さよりも普及を選ぶ
- シンプルな組織から生まれるシンプルなデザイン
- 一千の可能性から一つのシンプルな決断
第5章 極上なユーザー体験の設計
- 三度目のインターフェイス革命
- 直感的な操作を徹底する
- ユーザーの想像を越える使いやすさ
- "遊び" の楽しさを追求
- ジョブズの五分ルール
- インターフェイスを省く
- 既存の技法を柔軟に使い分けるうまさ
- 特許で他社の追随を封じ込める
- 触感の重要性を伝える組織作り
第6章 アップルのブランド戦略
- スペック競争の終焉
- まずはサプライズ
- CM で渇望感をあおる
- 発売直前にボルテージを上げる
- 直営店は世界の一等地に
- 心地よさを売る
- パッケージで出会いを劇的に演出
- AC アダプターにも莫大な開発予算
- サポートでもブランドを作る
- ジョブズからのオープンレター
- ピクサーの世界観を生かす
第7章 ビジネスモデルの創造
- 不要コストを徹底的に削る
- グローバル展開で投資を回収
- 勝てる市場でしか戦わない
- 製品を売った後も儲ける
- 機能追加でキャリアに縛り付ける
- 強みも弱みも武器にする
- iPhone で音楽販売ビジネスを拡大
第3部 日本メーカーはなぜ iPhone を作れなかったのか
第8章 ケータイメーカーが直面する問題
- 日本メーカーもアップルのようになれるのか?
- 世界から取り残された日本メーカー
- 目の前の大きな市場にしがみつく
- 飽和する日本市場
- キャリアとの関係から生まれる「失望感」
- 思ったとおりに仕上がらない「失望感」
- ことなかれの「姿勢」
- すぐに諦めてしまう「姿勢」
第9章 魅力的な製品を作る3つの視点
- いつかは変わらなければならない
- 己の会社を知る、人を知る
- 人を知ることは能力を知ること
- 会社のブランドを知る
- 出発点を見誤らない
- 「今」と「未来」を起点に考える
- 製品の世界観を作り込む
- 同じ世界観を共有する
- 「危機」こそが「変革」の種
参考文献
おわりに
アップルが誇るモノづくりの真髄。
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